別府版巨大露天ぶろ始動 基本構想策定費を予算化

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 別府市の長野恭紘市長が公約に掲げていた巨大露天ぶろ「東洋のブルーラグーン構想」が実現に向け、いよいよ動き始めた。夏ごろにも基本整備構想策定のための委員会を設置し、年度内に策定する。「稼ぐ観光」を担う新たな資源として、市長任期中の着工を目指す。構想策定に関する873万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、7日開会した市議会定例会に提案した。

 構想は、北欧のアイスランドにある世界最大の露天ぶろ「ブルーラグーン」をモデルにした別府版の巨大露天ぶろ。市によると、ブルーラグーンは同国首都レイキャビクから車で約1時間。周辺に民家はなく、一面に広がる溶岩台地にある同国随一の観光スポット。規模は約5千平方メートルで、入浴できるエリアは2400平方メートル。常時600万リットルの湯を確保し、温度は39度。隣接する地熱発電の地熱エネルギーを二次利用している。水着で入浴し、美肌や皮膚病に効果があるとされる。

 市は別府でも同様の巨大露天ぶろができるか、2016年ごろから内部で費用や事業形態などを調査、研究してきた。新たに設置する構想策定委員会は専門家をメンバーとし、具体的に実現性を検討。未利用の温泉の活用法や民活の手法、立地場所などを協議する。年度内に3回程度開催し、市長に提言する。5月末の定例会見で長野市長は「専門家の目から見て、事業費や技術的に可能かなどを見極めていきたい」と意欲を見せた。

 市は15年に策定した市総合戦略に「世界一の露天ぶろを温泉スパリゾートとして新たに整備し、本市の強力な観光資源としての観光客のさらなる増加に取り組む」として構想を盛り込んだ。市全体が温泉のテーマパークであることをアピールする16年策定の新都市ビジョン「遊べる温泉都市構想」でも、「湯ぶっかけまつり」(17年4月)、温泉と遊園地を融合させた「湯~園地」(同7月)に続く第3弾に位置づけている。

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