島原・川遊びの会、18河川で採水 水環境全国調査に協力 

西日本新聞 長崎・佐世保版

 島原半島の水辺環境の保全などに取り組む市民団体「島原・川遊びの会」(才藤和彦代表)が9日、半島の河川で水質調査を行った。全国で実施される「身近な水環境の一斉調査 2019」の一環。各地の河川の水質変化が分かる水環境マップや公開データベースの基礎資料となり、環境保全や学術研究などに活用される。

 調査は全国水環境マップ実行委員会と国土交通省の協働事業。世界環境デー(6月5日)に合わせ、市民に古里の水辺に親しみながら現状を知ってもらおうと開催されており、今年で16回目。毎年6月初めの同じ時期に、統一された手法で調査することでデータの信頼性を高めていることが特徴。15年間で延べ8万2135カ所の調査結果を蓄積している。

 川遊びの会は20年以上前から、法政大文学部水文地理学教室が全国的に取り組む水環境の調査に協力してデータを収集。身近な水環境の一斉調査には同教室を通して参加している。

 今年の調査にはボランティアの市民ら6人が参加。島原半島を1周しながら、市街地を流れる音無川(島原市)、水鳥が羽を休める蒲河(かまが)川(南島原市)、断層の上を流れる金浜川(雲仙市)など18河川を巡った。橋の上などからロープにつるした容器で中央部の流水を採水。水温と気温を測り、検査キットで水の汚れ具合を示す化学的酸素要求量(COD)を調べたほか、タニシやテナガエビなど生息を確認した生き物も記録した。

 才藤代表(64)は「島原半島の川は流域が短く水量も少ないので生活や経済活動の影響を受けやすい。生ごみを川に捨てる人も少なくない。身近な環境を守るきっかけにできれば」と話した。

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