戸畑ヨイトサまつり 今年休止 高齢化、担ぎ手不足で

西日本新聞 北九州版

女性だけで提灯山笠を担ぐ「いいっちゃ戸畑ヨイトサまつり」=2016年9月 拡大

女性だけで提灯山笠を担ぐ「いいっちゃ戸畑ヨイトサまつり」=2016年9月

 女性だけで提灯(ちょうちん)山笠を担ぐ戸畑区の夏祭り「いいっちゃ戸畑ヨイトサまつり」が今年、休止することが分かった。祭りの運営者が高齢化し、担ぎ手である女性の確保が難しくなったことなどが理由。来年以降の再開は未定。

 祭りは、JR戸畑駅前の商店主や婦人会などでつくる「戸畑元気づくり協議会」の主催で、1999年に始まった。全国的に知名度が高く、その後国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産になった「戸畑祇園大山笠」が女人禁制のため、「山笠を担ぎたい」という女性らが中心になって始め、昨年までで20回開催した。

 同協議会によると、大型商業施設の進出などがあり、この20年間で協議会加盟の商店は約150店から約20店にまで減少し、女性たちも高齢化。担ぎ手として地元の女子高校生らに協力してもらっていたが、年々確保が難しくなったこともあり、9月下旬に予定していた今年の開催を休止することを理事会で決定した。

 今後は協議会内に「戸畑ヨイトサまつり検討委員会(仮称)」を設け、来年以降の再開を模索する方針。同協議会事務局の工藤通さん(79)は「再開には若い力が必要だ。まずは山笠の備品管理やおはやしの継承など、再開に備えた準備をしたい」と話している。

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