演歌歌手の朝花美穂が初アルバム 大衆演劇好きの20歳「夢は座長公演」

西日本新聞 夕刊

 男ってものは夢に生きてなんぼのものよ-役者が舞台で語るようなセリフ入りの「出世街道旅がらす」を朝花美穂が歌っている。20歳の演歌歌手は幼い頃から親しんだという大衆演劇の魅力を自らの歌で再現している。

 鳥取県米子市出身。カラオケ喫茶を開き、歌と踊りのステージにも出演していた祖母の影響で演歌好きになった。自らも3歳で初舞台を踏む。小学生の時に岡山県で大衆演劇の生のステージを見てとりこになった。「夢の世界に引き込まれた」と振り返り、「日替わりのお芝居なのにセリフをすべて覚えている。役者さんの表現力もすごい」と魅力を語る。

 博多新劇座に今月登場している「紅劇団」が鳥取県三朝町で2カ月間開いた公演には、時間が許す限り足を運んだ。「顔を覚えてもらいました」と言う。

 昨年出したデビュー曲「なみだの峠」もセリフ入り。朝花の個性をうまく生かした曲作りだ。もちろん、セリフがない曲もしっかり歌う。今月にはオリジナル4曲に加え、美空ひばりの「哀愁波止場」や松村和子の「帰ってこいよ」などカバー8曲を入れた初アルバムをリリースした。目指すのは大衆演劇の役者同様、お客と近い歌手。「夢は座長公演です」

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