被災田 ドローンもみまき 日田市小野地区

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 九州豪雨で大きな被害を受けて春に復旧した日田市小野地区の田んぼ(40アール)で12日、農事組合法人「小野谷」がドローンを使ってもみまきをした。関係者は「復興のシンボルにしたい」と願いを込めた。

 小野谷によると、九州豪雨で同地区にある36ヘクタールの田んぼのうち8ヘクタールが被災した。このうち2・5ヘクタールは大規模土砂崩れで復旧不能だ。もみまきが行われた田んぼも、近くの山が崩れて土砂や流木、巨岩が流れ込んだが、撤去作業で3月に稲作可能なまでに復旧した。

 本来は地盤固めなどにもう1年必要だ。しかし、「小野の玄関口にある田んぼで早く再開し、復興のシンボルにしよう」と作付けを決めた。地盤が緩く田植え機が使えないため、ドローンによる種もみのじかまきを検討し県に相談。先端技術を利用して災害からの復旧・復興を目指す県が、ドローン開発企業を紹介し今回のもみまきが実現した。

 約40人が見守る中、田んぼの上を自在に動くドローンがヒノヒカリのもみをまいた。小野谷の冷川睦男事務局長は「まずはこの田んぼでおいしい米を作り、小野地区の水田を守っていきたい」と話した。

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