HTBシンガー道添さん、古里佐々で初舞台 30日

西日本新聞 長崎・佐世保版

 佐世保市のハウステンボス(HTB)を中心に活動するシンガー道添祐一さん(39)が30日、古里の佐々町で初ライブを開催する。音楽の世界に踏み出して20年。喜びもあれば、辛酸もなめた。「これまでやってきたことを集約したステージにしたい」。ファンに後押しされ、少しの緊張を胸に、ひのき舞台に挑む。

 道添さんはHTB専属アーティストとして、主に園内で歌ってきた。最近は人気グループ純烈の九州公演で共演し、活動の幅を広げている。

 清峰高を卒業し、ロックシンガーを夢見て上京。20歳の時、新人発掘のオーディションをきっかけにロックバンド、ユニコーンのギタリスト手島いさむさんと出会った。デビューシングルは手島さんがプロデュース。一緒にステージにも立った。

 だが「手島さんに甘えてアグレッシブになれなかった」。金銭トラブルにも遭った。迷いを抱え、2009年にUターンした。

 古里では新たな出合いが待っていた。知人に依頼され、再建途上だったHTBの応援曲を制作。沢田秀雄社長(当時)に評価され、親会社エイチ・アイ・エスのCMソングに採用された。

 その後はHTBを中心に活動。1日に9回ものステージをこなし、合間に歌劇団の舞台照明を手伝い、売店で接客をすることもあった。「気力だけで生きていた」と振り返るタフな日々だったが、そこで得たものは大きかった。

 「自分が歌うのが楽しいだけではいけない。聞く人の心に何かを伝えるにはどうすればよいか。自問自答を繰り返した」。HTBのミュージカル俳優からは表現力を学んだ。

 歌を磨く場所はHTBに限らない。佐世保市のジャズバーで、福岡市のイベント会場で、街頭で。手島さんとは今でもアドバイスをもらう間柄だ。

 古里ライブは佐々町文化会館大ホールで、午後3時開演。「地元では知らない人が多いと思う。改めまして、とあいさつする機会にしたい」と道添さん。

 ポップス、歌謡曲のオリジナルやカバーで構成。親交がある雲仙市のシンガー川田金太郎さんがゲスト出演する。全席2千円。小中高生は千円。問い合わせはコミュニティスペースえん=0956(37)8375。

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