「戦時の女性」資料が語る 福岡市博物館で18日から企画展

西日本新聞 ふくおか都市圏版

企画展「戦争とわたしたちのくらし」で展示される徴兵保険のポスター 拡大

企画展「戦争とわたしたちのくらし」で展示される徴兵保険のポスター

女性誌の表紙

 福岡市博物館(同市早良区)は18日から、福岡大空襲(1945年6月19日)の日に合わせた毎夏恒例の企画展「戦争とわたしたちのくらし」を開く。28回目の今回は「戦時期の女性のくらし」をテーマにポスターや写真、各種資料など所蔵の約80点を展示する。8月18日まで。

 日中戦争から太平洋戦争に至る戦時下、銃後の女性たちがどう過ごしたか、振り返る企画。木綿や羊毛の代用品である木材繊維・スフの使用呼び掛けや戦時預貯金、節約の奨励、徴兵保険への加入勧誘など、官民のポスターの図柄や、女性雑誌の表紙絵で、当時の女性の日常をイメージしてもらう。

 米空襲に備えたバケツリレーと消火など防空訓練などの写真のほか、大日本婦人会の支部活動などを記録した会員女性のノートや出征兵への慰問袋、千人針の布、陶器製アイロン、作業着・もんぺなども展示する。

 会員女性のノートには同婦人会が運営した託児所の保母講習会の記述もあり、女性の助け合いとともに、軍需産業に動員しやすい環境整備への行政支援をうかがわせる。同博物館学芸課の野島義敬さんは「展示物を通じ女性たちが体験した困難に触れてもらい、戦争と平和について考えてほしい」と話している。

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