第29期女流王位戦五番勝負

里見香奈女流王位 対 渡部愛女流二段

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第3局 5月30日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」

里見、史上初の六冠視野

西日本新聞 社会面

笑顔で対局を振り返る里見香奈新女流王位=13日午後5時ごろ、徳島市 拡大

笑顔で対局を振り返る里見香奈新女流王位=13日午後5時ごろ、徳島市

 13日に徳島市で指された第30期女流王位戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第4局。優勢のまま押し切った里見香奈新女流王位(27)は、終局直後のインタビューで落ち着いた雰囲気だった。渡部愛(まな)前女流王位(25)は「中盤で選択を間違えて…」と涙声だった。

 後手番の里見の「ゴキゲン中飛車」に、渡部が右銀を繰り出す「超速銀」で対抗。渡部の4五桂(31手目)で戦いが始まり、中央の主導権争いが焦点となった。渡部は6六角(47手目)と出て9筋をにらんだが、里見が銀2枚で中央を制圧。さらに5七歩成(52手目)が巧みで、じりじりと差が開く展開になった。

 最後、5分間盤面を見つめていた渡部が静かに頭を下げ、シリーズに終止符が打たれた。持ち時間各4時間のうち、残りは里見1時間39分、渡部15分。立会人の武市三郎七段は「6六角が裏目に出た印象。ここから後手の攻めに調子がつき、先手の粘りを許さなかった」と総括した。

 里見はタイトル通算獲得数が36期となった。女流棋戦は現在7タイトル。里見は新棋戦のヒューリック杯清麗戦で準決勝に進出しており、史上初となる女流六冠が視野に入っている。

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