福岡市、カラス被害調査へ 市民からの相談急増 

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 福岡市は14日、カラスによる生活被害の市民相談が増えているとして、被害の実態調査や未然防止策の検討に乗り出す方針を明らかにした。「襲われた」「ごみを荒らす」などの相談がこの5年で約3倍に増えており、対策が必要と判断した。市議会定例会で田中慎介市議(市民クラブ)の一般質問に答えた。

 市によると、市内ではごみの夜間収集を実施していることもあり、カラスの相談は目立っていなかったが、近年右肩上がりで急増。2018年度は各区役所に計133件の相談があり、14年度の45件から大幅に増えた。内容は「恐怖を感じる・襲われた」「巣を撤去してほしい」「ごみを荒らす」が大半を占めている。

 市民からの相談が急増している背景は不明で、市内での生息実態なども分かっていないという。市のこれまでのカラス対策は農作物への対応が中心。街中や住宅街での被害相談に対しては「巣に近づかないで」「ごみ出し時間の順守を」といった注意喚起の周知などにとどまっているという。

 これに対し、田中市議は「市民のカラスに襲われるという不安は増している。被害の調査や予防的な措置が必要だ」と指摘。小野田勝則総務企画局長は「国や他都市の事例を参考に被害防止の取り組みをしっかり検討したい」と答えた。

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