九州木材市場、朝倉へ 日田から進出 地元産材需要拡大に期待

西日本新聞 ふくおか版

 九州トップクラスの原木取引量を誇る大分県日田市の九州木材市場(田中昇吾社長)が朝倉市に原木販売拠点を造ることになり、市役所で14日、立地協定の締結式があった。福岡県産材の取り扱いを増やそうと、北部九州地域にアクセスしやすい立地に着目した。「朝倉材」の需要拡大につながる可能性も高く、九州豪雨からの復旧復興にも寄与しそうだ。

 かつて朝倉市小隈で操業していた半導体・電子部品大手ローム(京都市)が所有する約5万平方メートルの敷地を、九州木材市場が購入した。原木選別機やフォークリフトなどを導入し、朝倉営業所として原木の集積、販売拠点にする。

 総工費は約6億円。来年4月の操業開始を目指す。初年度は約2万立方メートルの木材を取り扱う予定。新規に7人を雇用し、5年後には24人規模にしたいという。

 締結式には田中社長とロームの山崎雅彦取締役、企業誘致を進めた朝倉市の林裕二市長が出席。田中社長は「朝倉の林業や木材産業が福岡で1番と言われるように頑張りたい」、林市長は「市内の森林所有者や林業従事者の大きな励みになる」と期待を寄せた。

 市によると、敷地出入り口前の市道が狭く、近隣中学校の通学路にもなっていることから拡幅工事に着手している。全区間の完成は操業開始までに間に合わないため、その間は迂回(うかい)路を使うよう同社に要請している。

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