【動画あり】放置竹林を特産品に 遠賀郡の事業者ら メンマ、せっけん開発

西日本新聞 北九州版

 遠賀・中間地区の活性化を目指す事業者グループ「遠賀郡団」(馬場直由樹団長、事務局・一般財団法人中間ゼネラル)は放置竹林を活用した特産品作りに取り組んでいる。若竹を使ってメンマとせっけんの開発を進め、7月の商品化を目指す。馬場団長は「竹害を軽減し、地域の魅力向上につなげたい」と意気込む。

 開発のきっかけは中間ゼネラルが所有し、郡団が遠賀町尾崎で進める公園「アウトドアパーク遠賀る?」の造成事業でのトラブル。整備中の自転車道に竹が繁殖する恐れが2月に分かった。

 メンバーたちは竹の駆除を検討する中で、放置竹林からメンマを製造する業者「タケマン」(糸島市)の取り組みを知り、同社に連絡。竹が植林に侵入し、木を枯らすなどの竹害が遠賀郡でも発生していることを聞き、タケマンと連携して郡内で伐採した竹の有効利用を考えた。

 若竹は5月にモウソウチクを、6月はマダケを伐採。郡団メンバーのありむらサイクル(岡垣町野間)の有村真一社長(38)と友人の松尾正憲さん(39)が中心になり、約2メートルに育った若竹を5月は1日に100本ほどを切り倒した。

 パーク造成中の山に作業所を設け、若竹の柔らかい部分を煮てあく抜きした後、3日から7日ほど天日に当てる。モウソウチクは約70キロの乾物になった。「タケマン」に送り、委託製造で「遠賀郡産メンマ」として商品化する予定。郡内で作った調味料を用いた味付けも検討している。

 せっけんの製造は小竹町の「石けん工房花華(はな)」に委託。モウソウチクの皮から抗菌力の強い成分を抽出し、肌に優しい完全自然由来の製品を作るという。

 郡団は遠賀郡を対象に、竹の伐採希望者を募っている。作業は無償で行うが、竹は郡団が無料で引き取る。依頼など問い合わせは、中間ゼネラル=093(244)6500。

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ