最年少 9歳の塾生誕生 門司港バナナ塾

西日本新聞 北九州版

 門司港発祥とされるバナナのたたき売りの継承者を育成する「門司港バナナ塾」に、最年少となる大分県杵築市の小学4年森悠真君(9)が入塾した。塾は2007年から毎年開講しており今回で13回目。これまで最年少記録だった20歳を大幅に更新した。

 全10回の授業のうち、7回以上に出席すると修了できる。悠真くんは「頑張りたい」と意気込んでいる。

 きっかけは、5月上旬に小倉南区に住む祖母と訪れた門司港で見かけたバナナのたたき売りだった。売り手が口上に合わせて値段を下げ、客を引き込んでいく。「掛け合いが面白い」。すぐに入塾を決めた。

 「おばあちゃん子」だという悠真くん。塾には祖母宅から通う。趣味はカラオケで、演歌や人気アイドルグループ「AKB48」などを歌い、行橋市であった地域のカラオケ大会に出場したこともある。人前に立つことに抵抗はない。「授業を通して客との掛け合いを学びたい」という。

 「(値段が)高い!」。8日に門司区であった開講式でのたたき売りの実演販売では、おきまりの掛け声を売り手に浴びせた。会場からは笑い声のほか、「かわいい」などの声援も上がった。“アイドル”誕生の予感に今村謙三塾長(72)は「高齢な受講生が目立つ中、若い人にバナナのたたき売りを広げていってもらいたい」と期待を寄せる。

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