大野木場小に国交省表彰 普賢岳災害の継承活動評価

西日本新聞 長崎・佐世保版

 1991年9月15日の雲仙・普賢岳の大火砕流で旧校舎を焼失し、災害の教訓の継承に取り組む南島原市深江町の大野木場小(大草修三校長、122人)が、国土交通省の土砂災害防止功労者表彰を受けた。災害学習の成果を発表するメモリアルデーなどの活動が評価された。

 同省は6月の「土砂災害防止月間」に、土砂災害の防災・減災に取り組む個人や団体を表彰しており、本年度の対象となった10個人・団体に九州では唯一、同小が選ばれた。

 同小は普賢岳災害で校舎を失い、児童は避難先の公民館や仮校舎で勉強を続けた。校舎のほかにも200を超す建物が焼け、多くの住民が避難生活を送った。当時の苦労を忘れず、災害への意識を保ち続けようと、98年から毎年9月15日をメモリアルデーとして、教訓を共有。保護者や住民を招き、5年生が2年がかりで学習した火砕流などの火山活動や古里の被害を発表し、被災者の体験談などを聞いている。

 大草校長は「毎年の歴史を重ねてきた関係者に感謝したい。被災体験の継承と防災教育の発展に大野木場小の使命がある」と話した。

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