高齢者運転講習、定員の2倍超 福岡市でJAFなど

西日本新聞 ふくおか都市圏版

運転席から見える車周囲の範囲を確認する高齢ドライバーたち 拡大

運転席から見える車周囲の範囲を確認する高齢ドライバーたち

 日本自動車連盟(JAF)福岡支部などは17日、福岡市東区の東福岡自動車学校で高齢者向けの講習会を開いた。高齢者が加害者となる悲惨な交通事故が相次いでいることを受け、今回は初めて定員の2倍超の参加希望者があった。

 参加したのは市内などの56~82歳の男女21人。東京・池袋で80代の高齢者が運転する車が暴走し、母子2人がはねられて死亡した事故などの影響からか、今回は50人から応募があったという。

 この日、講義では高齢者は実際より自分の運転技術を高く評価する傾向にあるとの研究結果などを紹介。実技では、マイカーに乗って急ブレーキやS字カーブの運転を体験した。信号機がなく見通しが悪い交差点では、停止線で停止した後も自転車などに車がいることを知らせ、左右から往来する車を確認するために、計3回停車することを学んだ。

 自分の運転を見直してみようと参加した同市南区の男性(79)は「自分では気付いてなかった運転の危なさが分かった。基本動作の重要性をあらためて痛感した」と話していた。

 JAFは約30年前から毎年、高齢者向けの講習会を有料で実施しているが、2、3年前から参加希望者が定員を超えているという。そのため、今年は秋の北九州市も含め、県内で2回講習会を開くことにした。JAFの担当者は「安全運転かどうかは一概に年齢では判断できない。60代でも危険なドライバーはいる。心配な人は同じような講習会を受けてほしい」と呼び掛けている。

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