福岡県内ホームレス 過去最少 「自立支援策が奏功」

西日本新聞 ふくおか版

 福岡県は、県内のホームレスが今年1月の調査で250人となり、2003年の実態調査開始以降、ピークだった09年の1237人に比べ、79・8%減少したと発表した。厚生労働省は「福岡市や北九州市で自立支援センターによる巡回相談の取り組みなどの効果が出ている」と分析。雇用環境の改善も影響しているとみられる。

 調査は、ホームレス自立支援特別措置法に基づき、厚生労働省の委託を受けた県が市町村と協力して毎年行い、07年以降は毎年1月に実施。担当者が市町村を巡回して目視で調べる。人数は、リーマン・ショック翌年の09年をピークに年々減少傾向にある。今年は前年の18年に比べ2人減の250人となった。

 9市町で確認され、最多は福岡市168人(前年比3人減)。北九州市64人(同2人増)、久留米市12人(同3人減)と続き、春日と宗像、須恵、粕屋、苅田、吉富の6市町は各1人だった。福岡、北九州の両政令市が全体の9割以上を占めた。

 性別は男性236人、女性12人、性別不明2人。確認された場所は都市公園68人、河川18人、道路51人、駅舎19人、図書館やバスターミナルなどその他施設は94人だった。

 ホームレス状態にある人は減っているが、依然として一定数が住まいに困っている状況にある。県や政令市、NPOなどでつくる「県ホームレス自立支援推進協議会」は問題解決に向け、支援内容に関する情報を共有し、啓発にも取り組んでいる。

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ