習主席20日に初訪朝 核問題や経済協力 正恩氏と協議へ

西日本新聞 一面

 【香港・川原田健雄、ソウル池田郷】中国共産党は17日、習近平総書記(国家主席)が20~21日に北朝鮮を訪問し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談すると発表した。中国国営通信新華社が伝えた。国家主席の訪朝は2005年10月の胡錦濤氏以来で、習氏が国家主席として訪朝するのは初めて。米朝の非核化交渉が行き詰まる中、今後の対応や経済協力について意見を交わすとみられる。

 今月末に大阪で開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせ、トランプ米大統領は習氏との首脳会談に意欲を示しているが、米中貿易協議が難航する中、習氏は態度を明らかにしていない。今回の訪朝には北朝鮮の後ろ盾として存在感を示し、米国との駆け引きを有利に進めたい思惑もうかがえる。

 正恩氏は昨年3月以来、計4回と異例のペースで訪中し、習氏と会談。早期訪朝を招請していた。今年が中朝国交樹立70年の節目に当たるのを機に、中国との緊密な関係をアピール。今年2月に米朝首脳会談が決裂して以降、膠着(こうちゃく)状態が続く対米交渉に向けて足場を固める狙いがありそうだ。

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信も17日、正恩氏の招請で習氏が訪朝すると伝えた。

 韓国大統領府は同日、習氏の訪朝について声明を出し、「非核化交渉の早期再開と、朝鮮半島の恒久的な平和定着に寄与することを期待する」との立場を表明した。

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