熊本市が子ども食堂助成 開設、運営費など 21日に事業説明会

西日本新聞 熊本版

 熊本市は本年度、子どもに無料または安価な食事を提供する「子ども食堂」の開設や運営などの費用を助成する制度を新設した。子ども食堂は全国的に広がっており、市内でもここ数年で続々と誕生。県によると、同市を含む県内22市町村(昨年12月時点)で子ども食堂の取り組みが行われているが、市町村による助成制度は初めて。

 熊本市によると、子ども食堂を開設する場合には上限5万円を助成する。既存の運営団体については、学習支援などの実施回数によって助成金の年額を設定。年間の活動が4~12回の場合は上限5万円▽13~18回は同7万円▽19~24回は同10万円▽25回以上は同15万円‐としている。

 助成の条件は、運営団体が3人以上で構成され、市保健所へ福祉給食サービス実施の届け出をしていることなど。原資には「市子どもの未来応援基金」を活用しており、市は子ども食堂への支援を希望する個人・企業からの同基金への寄付や食材の提供も募る。

 県によると、子ども食堂は県内22市町村で計46団体が運営。熊本市によると、市内では2016年2月以降に開設され、現在は計17団体が公民館やコミュニティセンターなどを会場に食事の提供や学習支援などの取り組みを進めているという。

 一方、市が17年度に実施した実態調査では子どもの相対的貧困率が14・0%に上ることが判明。市は今年1月にまとめた市子どもの未来応援アクションプラン(市子どもの貧困対策計画)で子ども食堂の拡充を重点事業の一つに据えた。

 市は21日午前10時から市教育センターで助成事業に関する説明会を開く。市子ども政策課は「子ども食堂が子どもの経済的支援だけでなく学力向上や社会とのつながりづくりにつながれば」と話している。

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