直方の中心街、音楽でにぎわいを 客が演奏「音Cafe」展開

西日本新聞 筑豊版

 「音楽でまちににぎわいを」と、直方市職員の村上和正さん(50)が同市中心部の商店街で音楽を愛好する人々らがピアノなどの楽器演奏を楽しむ「音Cafe」をプロデュースした。楽器のある飲食店などに働きかけて賛同を得た9店舗をラインアップ。全体を「のおがた音のとおりまち」と銘打ち、ライブや発表の場として「まちなか演奏」を呼び掛けている。

 村上さんの趣味はピアノ演奏。中学2年時から独学で楽しみ、今も仕事から帰宅後の30分間、鍵盤をたたく。街を巡るうちにピアノが各所にあることに気づくとともに「生の音が流れるのがイベント時だけではもったいない」と考えるようになり、「音Cafe」を着想した。

 準備段階の3月中旬には、市内のホールでミニコンサートを行い、来場者に構想を披露。古町や明治町、殿町商店街のピアノの設置店や楽器持ち込み可能な店計9店との間で定員、演奏できる時間や料金などの条件をそれぞれ設定し、「音Cafe」実現にこぎ着けた。店舗は喫茶やバー、ジェラート店、アートイベントスペースなど。

 PRのため、今月16日に9店舗の一つ、古町商店街のギャラリーレストラン「Buono(ぼーの)」で、村上さんがショパンのピアノ曲集のデモ演奏でプレゼンテーション。「拍手をもらえるのはうれしい。楽器を弾きたい人、音楽好きな人が集まり、まちや店が心地の良い居場所になれば」と願いを込めた。

 古町商店街の店内で児童を招待し、赤ちゃんや幼児も入場できるチェロ演奏会を開き、「音Cafe」にも参加する節句人形店経営の渡辺伸治さんは「まちに『音楽を聴く人』を増やす手段になれば」と期待しながら「定期的に演奏者を招いてライブを開き、定着を図ってほしい」と励ます。

 村上さんは今後他店舗にも参加を働きかけ、「音のとおりまち」を拡大していく考え。古町商店街に開局したばかりのコミュニティーFM局「ちょっくらじお」との連携やフェイスブックの活用を通じ、ライブ情報などの発信にも取り組む。

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