「つなぐ大切さ」太宰府で歌う 歌手野田さん30日公演

西日本新聞 ふくおか版

 久留米市を拠点に活動するシンガー・ソングライターの野田かつひこさん(53)が、30日に太宰府市中央公民館(プラム・カルコア太宰府)でコンサートを開く。地元の「元気にシニアをつなぐ会」(会員約20人)が結成5周年記念で企画した。最近、自らのルーツが百済(韓国・扶余)と分かったという野田さんは「つなぐ大切さを訴えたい」と話している。

 コンサートのきっかけは、つなぐ会の田島美保子会長(66)が約4年前、本紙で野田さんが高齢の難病患者の詩に曲をつけてCDを制作したとの記事を読んだことから。人に寄り添う野田さんの人柄に引かれ、筑紫野市内のコンサート会場に直接会いに行った。

 「記事にあった通りの方でした」と田島さん。伴侶の認知症など困難に直面するシニア世代が、いろんな人とつながることで元気な日々を送ろうと1年前につなぐ会を結成したばかりだった田島さんは、発足5周年記念に野田さんを呼ぼうと発案。中央公民館のイベントアシスト事業に申請したところ、採択された。

 一方、野田さんにも昨年、自らの「つなぐ」信念を再確認する出来事があった。一族の家から家系図が見つかり、先祖は1500年ほど前の百済にたどり着くことが分かったという。百済は、大和朝廷がその救援に朝鮮半島・白村江に大軍を送った間柄(結果は唐・新羅軍に大敗)。その縁で、太宰府市は扶余郡と姉妹都市の関係にある。

 これまでも民間レベルで日韓友好に尽力してきた野田さんは「親から子へや国境を越えた縦横のつながりの大切さを太宰府から発信したい」と思いを語った。

 コンサートは30日午後2時から。前売り1500円(当日2千円)、高校生以下、70歳以上は千円。

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ