戦争の痛み物語る摘出銃弾寄贈 小倉医療センター 250点を史料館へ

西日本新聞 社会面

戦傷病者史料館「しょうけい館」に寄贈されることになった負傷兵からの摘出銃弾類。木製のケースに収められている 拡大

戦傷病者史料館「しょうけい館」に寄贈されることになった負傷兵からの摘出銃弾類。木製のケースに収められている

 日中戦争や日露戦争の負傷兵から摘出した銃砲弾約250点が、旧陸軍病院の国立病院機構小倉医療センター(北九州市小倉南区)から、戦傷病者史料館「しょうけい館」(東京)に寄贈されることになった。添えられていた負傷状況などのメモも貴重な史料で、館が寄贈を依頼していた。整理後に公開する計画だ。

 昨年、センターで見つかった銃砲弾類は13個の木箱に収納され、メモには所属部隊や負傷場所の記載があった。発見後、陸上自衛隊小倉駐屯地が一時保管していた。館の学芸員らが18日、駐屯地から搬出した。

 負傷兵から摘出した銃砲弾類は医師が本人に渡していた時期もあり、館も数点を所蔵するだけという。木龍克己学芸課長は「まとまった量の発見は聞いたことがない。戦争を物語る何よりの証拠だ」と話した。

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