G20夕食会の金屏風展示 福岡市美術館
福岡市で8、9日に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の夕食会で披露された円山応挙作の金屏風(びょうぶ)「竹鶴・若松図屏風」の特別展示が18日、会場となった同市美術館で始まった。
美術を通して日本文化をアピールしようと市側が財務省に提案し、夕食会場に決定。とても和やかな雰囲気の夕食となり、その後の協議も短時間でまとまったのは「金屏風の効果もあったのでは」と市担当者。
江戸時代中期の絵師の貴重な作品で、G20の“縁起物”の金屏風。夫婦で見に来た男性(62)は「福岡を世界に発信した作品です」と笑顔だった。来月15日まで。