ビーグルクルーが10周年、原点回帰  曲折経て、メジャー初アルバム 古里福岡で7月、無料ライブへ

西日本新聞 文化面

ゼップ福岡でのライブのポスターを持つYASS。「この年齢でもまだチャレンジしていきたい」 拡大

ゼップ福岡でのライブのポスターを持つYASS。「この年齢でもまだチャレンジしていきたい」

 プロ野球選手の登場曲に楽曲が使用されている福岡市出身の男性ボーカルユニット、ビーグルクルーがメジャーデビュー10周年を迎え、メジャー初のアルバム「CREWSING 10」をリリースした。7月29日は同市のゼップ福岡でワンマンライブを開催、このライブを入場無料で実施するためのクラウドファンディングを今月29日まで実施している。

 2006年に3人組で活動開始。福岡ソフトバンクホークスの2軍選手が彼らのCDを購入し、曲を聴いた当時のホークスのエース斉藤和巳さんから球団関係者などに広まった。09年にメジャーデビューしたが1年ほどでまたインディーズに。11年に上京したものの東日本大震災の影響で活動が停滞。13年に福岡に帰り、現在のYASSとNARIの2人組となった。

 転機は14年。城所龍磨さん=昨年ホークスを引退=の紹介で知り合った北海道日本ハムファイターズの中田翔選手の登場曲に「My HERO」が使われることになり、再び全国が視界に入った。昨年メジャーレーベルと再契約した。

 アルバムに収録したのは中田選手が現在使っている「My BROTHER」やホークスの牧原大成選手の「My Place」など10曲。家族や仲間との絆を歌い上げる2人のハーモニーが印象的だ。「音楽知識が増えて楽曲にちょっと色をつけたりしたこともあったが、今回は結成当時のまっすぐな歌にした」とYASS。原点回帰の音盤だ。福岡で活動するコーラスグループ「フリーク」の中垣悟らをゲストに招いた「FUKUOKA CITY」はラップも交え〈福岡市に全てを込めて町興して高く飛べ〉と歌う。故郷への深い愛着もうかがえる。

 近年は定員200人程度のライブハウスで公演することが多かった。「それで満足するのも嫌だ」(YASS)と昨年は約400人収容のイムズホールで開催。来月のゼップは1500人が入る。かつて4回単独ライブを実施した場所だ。

 無料とする理由は、SNSなどで発信して応援してくれている高校生など地元の若者に生の自分たちの歌声を聞いてほしいからだ。YASSは言う。「36歳になって子どももいるおじさんが夢持ってはしゃいでいる姿を見てほしい」

 ライブは午後7時開演。九州最大級のライブハウスから、ビーグルクルーはまた大きな一歩を歩みだす。

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