高校野球控え選手の引退試合 北陵と佐賀工 笑顔で健闘たたえ

西日本新聞 佐賀版

3回裏のチャンスで同点打を放った北陵の選手 拡大

3回裏のチャンスで同点打を放った北陵の選手

試合は5―1で北陵の勝利も、両チームナインは笑顔で記念撮影をした

 7月6日に開幕する全国高校野球選手権佐賀大会を前に、北陵(佐賀市)と佐賀工(同)が17日、佐賀市久保田町のみどりの森県営球場で交流試合を行った。出場選手は夏の大会でレギュラー入りが難しそうな3年生たち。事実上の「引退試合」で、出場者は最後までユニホームを泥だらけに汚す全力プレーで熱戦を繰り広げた。

 交流試合は北陵の吉丸信監督(64)が9年前、佐賀工監督時代に始めた。「3年間の苦しい練習に耐えながらも夏の大会に出られない選手に最後の思い出を作ってほしい」と吉丸監督。両校での試合は今年で3回目を迎え、佐賀工の松永達夫監督(32)は「レギュラーもスタンドで応援する選手も一丸となるきっかけになる」と話した。

 試合は一回表に佐賀工が先制。三回裏に北陵が下位打線の連続タイムリーなどで3‐1とゲームをひっくり返した。逆転打を放った泉透海(すかい)選手(17)は「直球を狙って振りぬいた。ヒットになってくれと走りながら何度も唱えた」と振り返った。

 試合は5‐1で北陵が勝利。ゲームセット後、選手たちが「ありがとう」と互いの健闘をたたえ合うと、スタンドからはこの日一番の温かい拍手が鳴り響いた。 

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