本庄の大楠保護へ寄付10年 小倉南区の中学教諭・中島さん

西日本新聞 北九州版

 築上町にある国指定天然記念物「本庄の大楠」の保護に役立ててもらおうと、北九州市小倉南区の中学教諭、中島仁志さん(53)が約10年にわたって町教育委員会に寄付を続けている。

 町教委などによると、本庄の大楠は樹高約25・8メートル、幹周約20・8メートルあり、全国4位の巨木。木芯部は空洞になっている。1901年にこの中でたき火が引火し、大半が焼失したものの、奇跡的によみがえった。その後、91年9月の台風19号や病害虫などの影響で樹勢が衰えたため、2009年度から6年間、土壌改良や表土の養生、支柱の強化などの保全を行い、再び元気になったという。

 巨木ファンという中島さんは、新聞記事で本庄の大楠の樹勢が弱っていることを知り、10年ごろから毎年6月と12月に2万円ずつ寄付を始めた。環境問題を考える中学の授業で、本庄の大楠など巨木を取り上げたこともあるという中島さん。「巨木にパワーをもらっている」と語り、自宅からバイクで度々本庄の大楠を見に行くという。

 中島さんは11日、本庄の大楠を担当する生涯学習課文化財保護係がある船迫窯跡公園を訪れ、「今後も大楠の保護に役立ててほしい」と寄付金を手渡した。高尾栄市参事は「継続して寄付を頂き、ありがたい。中島さんの気持ちが保護活動を後押ししている」とお礼を述べた。

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