アイマスクを外した女性の顔や首は汗でびっしょりとぬれていた

西日本新聞 社会面

 アイマスクを外した女性の顔や首は汗でびっしょりとぬれていた。福岡県遠賀町のJR遠賀川駅で5月下旬、視覚障害者の立場を学び、駅の構造や介助の重要性を知る体験会があった。

 同県中間市の視覚障害者団体「つばさの会」やサポートする市民、JR九州の職員らが参加。2人一組になって1人がアイマスクをしてホームや階段を白杖(はくじょう)で確認し、もう1人が介助しながら一緒に歩いた。冒頭の女性は食事支援のボランティアを行うが、こうした疑似体験は初めてだった。「見えない世界は本当に怖かった。これからは歩行の介助もして、少しでも役に立ちたい」と打ち明けた。

 参加者たちは「声掛けの大切さを知った」と語った。会のメンバーの中には、過去にホームから転落して負傷した人も。メンバーの一人は訴えた。「私たちにとって白杖はつえではなく、目です。(介助者は)必ず言葉で説明してほしい」 (古長寛人)

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