トランプ氏、再選出馬表明 新スローガン「米国を偉大なままに」

西日本新聞 一面

 【オーランド田中伸幸】トランプ米大統領(73)は18日夜(日本時間19日午前)、南部フロリダ州オーランドで集会を開き、来年11月の大統領選での再選を目指して立候補すると正式に表明した。失業率低下などを根拠に「米国経済はおそらく史上最高の状態だ」と1期目の成果を強調。新たなスローガンには「米国を偉大なままに」を掲げ、「米国第一主義」の政策を貫きながら自国のさらなる繁栄を目指すと訴えた。

 トランプ氏はメラニア夫人とペンス副大統領夫妻と共に壇上に立ち、演説。2017年1月の就任以降、内政面での成果に経済成長に伴う失業率の低下や減税▽国境の壁建設など不法移民対策▽最高裁での保守系判事の任命‐などを列挙。外交面では環太平洋連携協定(TPP)や地球温暖化に関するパリ協定の離脱などを挙げ、「過去の大統領がなし得なかった成果を出した」と誇示した。

 16年の大統領選に絡むロシア疑惑については「共謀も捜査妨害もない」と改めて身の潔白を主張。疑惑の追及など対決姿勢を強める野党民主党を「これまで以上に急進的で、国を破壊しようとしている」と激しく非難。自身に厳しい論調の主要メディアに対しても「フェイク(うそ)ニュース」と批判を繰り返した。

 2期目に向け、国民の関心事である経済政策を前面に打ち出す方針を示しながら「あなたたちを失望させないと約束する」と支持を呼び掛けると、2万人収容の会場を埋めた熱烈な支持者から大歓声が上がった。

 独善的な政策が目立つトランプ氏は就任直後から支持率が40%台に低迷。与党共和党内にも一部、政権運営への異論はある。ただ、世論調査では共和党支持層の8割以上の支持を獲得し続ける。共和党の大統領候補を決める党の予備選挙には現時点で他に元州知事が立候補を表明しているものの、予備選を制するのは確実とみられている。

 一方、現職が有利とされる再選について、トランプ氏優勢との結果を示す世論調査がある半面、勝敗を左右する中西部などの接戦州では民主党候補が優勢との結果が相次ぐなど、現状では見方が割れている。

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