佐世保市観光客、過去最多601万人 18年統計 クルーズ船客伸び最大

西日本新聞 長崎・佐世保版

 佐世保市を2018年に訪れた観光客は前年比2・2%増の601万2868人で、過去最多を記録した。寄港する大型クルーズ船の増加や好調なイベントの集客が要因。数字からは課題も浮き彫りになった。

 佐世保市と佐世保観光コンベンション協会が公表した観光統計によると、18年の観光客数は前年より約12万7千人増えた。市は、九十九島が「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟したことや、黒島の集落が世界文化遺産に登録された話題の効果もあったとみている。

 観光客数の内訳で最も伸びたのはクルーズ船客で、前年比123・9%増の31万1628人。実数で17万人以上増え、市内を代表する観光施設ハウステンボスの入場客減少を補った。

 佐世保港三浦岸壁の拡張工事が昨年6月に完了し、16万トン級の大型船が接岸できるようになり、前年より24隻多い108隻のクルーズ船が寄港した。波及効果で、上陸後の観光コースになっている展海峰や西海橋の客数も増えた。

 イベントで集客数が最も伸びたのは「させぼシーサイドフェスティバル」で、前年比29・6%増の8万1300人。「九十九島かき食うカキ祭り・秋の陣」は前年比25%増の1万3740人だった。集客数を記録する10イベントのうち6イベントが前年を上回った。

 観光客の推定消費額は約957億円で、前年比5%減。クルーズ船客の1人当たりの推定消費額は1万1052円で、1万3131円の乗務員の方が多く使っていた。

 佐世保観光コンベンション協会の川口裕樹事務局長は「市内を周遊する観光客の割合を増やし、佐世保ならではの体験や食を楽しんでもらって消費を促すことが課題。港から中心街が近い地の利も生かしたい」と話す。

 一方、多くの都市、観光地が外国人観光客でにぎわう中で、外国人の宿泊者減少が顕著になっている。

 一般、外国人、修学旅行を合わせた宿泊者総数は前年比0・3%増の155万8104人だったが、外国人は5・5%減の13万9658人だった。佐世保を訪れる外国人はクルーズ船客をはじめ、滞在時間が短いとみられる。

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