「糸島カキ」地域団体商標に ブランド力向上へ漁協がPR企画

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 糸島の冬の味覚として人気を集めている「糸島カキ」が、特許庁の「地域団体商標」に登録された。糸島漁協が統一ブランドとして売り込もうと2年前に申請した。登録を機に品質を高めて全国にPRするため、今秋のシーズン入りに向けた企画を練っている。

 糸島では1988年に加布里漁港で養殖が始まった。2004年、かき小屋がオープン。脊振山系の山々から豊富な栄養が海に流れ込み、プリプリの食感とほどよい塩加減が観光客を引き寄せている。漁協によると、昨秋から今春までの昨シーズンは約525トンを生産。週末を中心に営業するかき小屋、販売所計30軒に約53万4千人が訪れた。

 地域団体商標は、地域名と商品名を合わせた商標として登録することで地域ブランドを保護し、競争力の強化と地域経済の活性化を支援する制度。糸島カキの登録に当たっては全国での認知度を示す必要があった。全国発送の証しとなる宅配便の伝票数や全国放送での登場回数などを特許庁に示し、登録にこぎ着けた。

 登録は5月10日付。市内で生産した生カキと加工品が対象となる。

 集客のため、漁協は今秋、常設のかき小屋をオープンさせる。糸島カキの商標登録を祝うイベントも計画している。仲西利弘組合長(65)は18日、糸島市役所を訪れ、月形祐二市長に報告。仲西組合長は「市制施行10周年を迎える糸島市を活気づけるようなイベントにしたい」と意気込んでいた。

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