ガンダムの世界広がる 「富野由悠季の世界」展 福岡市美術館

西日本新聞 ふくおか都市圏版

準備作業が進む「富野由悠季の世界」展 拡大

準備作業が進む「富野由悠季の世界」展

 「ガンダム」シリーズなど数々のオリジナルアニメーションの総監督を務めた富野由悠季(よしゆき)氏の活動と作品を通して、その主張を紹介する展覧会「富野由悠季の世界」が22日、福岡市中央区大濠公園の市美術館で始まる。西日本新聞社など主催。9月1日まで。

 1979年の「機動戦士ガンダム」の放映開始から40年を記念した展覧会。全国6美術館が企画する巡回展のトップを切って開かれる。映像はもちろん、企画書や絵コンテ、セル画など千点以上を展示。富野氏が少年時代に描いたロケットの絵、動画の設計図ともいえる絵コンテなど、ファンも初めて目にする貴重な資料が多い。

 富野氏は41年生まれ。2014年の最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」までの「ガンダム」シリーズや「伝説巨神イデオン」(1980年)「リーンの翼」(2005年)などを総監督したほか、脚本や演出、絵コンテ、小説執筆、主題歌の作詞も手がけた。

 勧善懲悪のストーリーが主流だったロボットアニメのパターンを破り、家族の愛憎、男女の情愛、戦場での生死といった奥行きのある人間ドラマを描いた。人口問題や環境汚染、戦争体験の継承など現代社会が抱える課題にも切り込んだ。

 21日は展示の最終準備が行われた。富野氏は「私の個展ではなく、富野作品に参加したスタッフみんなの展覧会」と説明した。観覧料は一般1400円、高大生700円、小中生500円。福岡市美術館=092(714)6051。

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