朝倉の職人手作り 15メートル水車 直方市の「もち吉」ランドマークに

西日本新聞 筑豊版

 国道200号バイパスの直方大橋(直方市)近くにそびえる巨大な水車。観光地でもないこの場所になぜ‐。前任地は国史跡「三連水車」で有名な朝倉市。何度も記事を書いた「水車担当記者」として、謎を探った。

 周辺を歩いたり、インターネットで検索したりして調べると、「もち吉」のキーワードが浮かび上がった。直方市の米菓製造・販売のもち吉(森田長吉社長)に電話すると「昨年8月に完成したもち吉の水車で、直径15メートルありますよ」。まさに一発回答だった。

 担当者の丹田孝一さん(65)によると、森田社長が「わずかな水で大きな力を得る水車を通じて、エネルギーや食文化を考え、自然の恵みを大切にしたい」と、同社のランドマークに水車を発案。2015年、本社近くに直径8、6、5メートルの三連水車、その後、直径15メートルの水車を国道200号沿いの2カ所に造った。

 いずれも朝倉市の水車大工妹川幸二さんが制作。水車を回転させる羽根板や中心にある軸などは全て手作り。30年以上、水車に関わり、培った技術を生かして巨大な部材も完璧に造り、クレーンを使って組み立てた。丹田さんは「水車をより親しく感じることができる計画を考えている。水車を目印に遊びに来てほしい」。

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