唯一無二の“生涯無敗”の武将‐

西日本新聞 社会面

 唯一無二の“生涯無敗”の武将‐。今月、福岡県柳川市で講演した歴史家の加来耕三さんは、柳川藩初代藩主の立花宗茂をたたえた。関ケ原の戦いで西軍に付いたではないか、と異議もあるだろう。だが宗茂は関ケ原の前哨戦で要衝の大津城を落とした。加来さんいわく「負けたのは西軍本隊。宗茂は勝った」。

 その「可能性」に思いをはせたくなる武将でもある。関ケ原到着が決戦に間に合っていたら、関ケ原後に大坂城に入り籠城戦を指揮していたら、大坂の陣に豊臣方で参戦していたら…。歴史は変わっていたかもしれない。

 NHKに多くの出演・監修経験がある加来さんは大河ドラマの主人公に宗茂を推す。加来さんの見立てでは、2021年の題材は源平合戦、22年に幕末を1回挟み23年が戦国時代という。大河招致を狙う柳川市にとって活動の正念場だ。400年後の民が、殿に“初黒星”は付けられない。 (森竜太郎)

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