胎児性水俣病患者のアマ棋士松永さん 水俣市で8月から将棋講座

西日本新聞 熊本版

 胎児性水俣病患者でアマチュア棋士でもある松永幸一郎さん(55)=水俣市=が講師を務める将棋講座が8月、同市栄町1丁目の市ふれあいセンターで始まる。指定管理者の一般社団法人「みなすまいる」(嶽村幸菜代表理事)が、利用者の層を広げようと企画。今月17日に開いた講座が好評だったことから、定期開催が決まった。松永さんは「将棋に興味を持つ人が増えればうれしい」と喜んでいる。

 センターは、子どもから高齢者まで誰もが気軽に集い利用できるようにと市が2009年に開設した。同法人が体操や手芸講座などを開いているが、利用者の多くは中高年の女性。以前から男性も参加しやすいイベントを望む声が寄せられていた。

 松永さんは、日本将棋連盟の初段認定を受けたアマチュア棋士。10代半ばで本格的に将棋を始め、東京の将棋会館のイベントで女流プロに「飛車落ち」で勝ったこともある。自宅で道場を開くほど「三度の飯より将棋が好き」で、知人の嶽村代表から講師の話を打診され、快諾したという。

 17日の講座には、30~60代の男女10人が参加。車いすの松永さんが、棋譜の並べ方や動かし方、実戦的な攻め方や守り方などを説明し、参加者が対局して盛り上がった。「分かりやすかった」「楽しめた」と好評だったことから、定期開催に。月1回、第3月曜日の午後を予定し、参加者が自由に対局したり、スキルに合わせて松永さんの指導を受けたりする形態を検討している。

 松永さんは「将棋をしていなかったら、今のように積極的に外に出る生活はなかったかもしれない。教えるのは難しいが、奥深さや伝統なども伝えていきたい」。嶽村代表は「松永さんの力を借りて、新たな人たちの集いの場にしていきたい」と話している。

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