球磨川下り船に水戸岡デザイン 定員増やしベンチ採用 7月から運航

西日本新聞 熊本版

 人吉市の第三セクター「球磨川くだり」は新型船2隻を導入し、7月13日から運航を始める。JR九州の観光列車などを手掛ける水戸岡鋭治氏がデザインを担当。球磨川の景色に新たな彩りを添える。

 新型船は全長12・19メートル、幅2・27メートルと従来船より大型で、定員も26人と11人増加した。船底に座るのでなくベンチシートタイプの座席を採用。床面の段差をなくすなど高齢者や体の不自由な人にも優しい構造を取り入れた。

 船体の色は、九州新幹線にも使われている「古代漆色」と呼ばれる深い赤。同社と業務提携しているシークルーズ(上天草市)の観光船のデザインを水戸岡氏に依頼しているのが縁で、実現した。

 球磨川くだりは、団体旅行の衰退などにより乗船客が減少。ここ数年は債務超過に陥るなど経営に行き詰まり、今年1月にシークルーズと業務提携を締結して経営体制を一新した。利便性の向上などにより、3月の川開き以降、乗船客は増加傾向にあるという。

 瀬崎公介社長は「7月から始まるJRグループの熊本デスティネーションキャンペーンを最大限活用し、利用増に結びつけたい」と話している。

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