佐賀県、干ばつ連絡室設置 野菜や果物生育にも影響

西日本新聞 佐賀版

かんばつ対策連絡室の会合で、少雨による農林水産物への影響について情報共有する担当者たち 拡大

かんばつ対策連絡室の会合で、少雨による農林水産物への影響について情報共有する担当者たち

 佐賀県は24日、少雨による農林水産物への影響について情報を共有する「県農林水産かんばつ対策連絡室」を設置した。初会合では、水不足によって、山間部を中心に田植えが断念された事例や果樹や野菜の生育に遅れが出てきている事例などが報告された。

 同連絡室の設置は2005年度以来。県によると、県内5月の降水量は平年比25%、今月は20日間で同28%にとどまっている。福岡管区気象台が6月20日に発表した1カ月予報によると、九州北部の降水量はほぼ平年並みの見込みという。

 県内のダムとため池計30カ所の平均貯水率(15日現在)は平年の約半分の43%に落ち込んでいる。県内最大貯水量の国営「嘉瀬川ダム」(佐賀市富士町)の貯水率は24日午前0時現在で14・7%だった。

 県内の水稲作付面積約2万4千ヘクタールのうち、田植えを断念したのは21日現在で38・6ヘクタール、田植えが遅れているのは同238・5ヘクタールあった。果樹への影響では、露地ミカンの果実に黒点が発生し、ナシやブドウは肥大が遅れ気味という。野菜はレンコンの生育が一部で遅延している。

 県農林水産部の池田宏昭部長は「担当分野に関する情報収集と的確な情報提供をお願いする。連携を図りながら取り組んでほしい」と呼び掛けた。

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