温泉神社本殿 127年ぶり新築 雲仙でご神体迎える遷座祭

西日本新聞 長崎・佐世保版

 雲仙温泉街の中心部にある温泉(うんぜん)神社の本殿が127年ぶりに建て替えられ、ご神体を新しい本殿に迎える遷座祭(せんざさい)が22日夜、雲仙市小浜町雲仙の現地で行われた。温泉観光地のパワースポットのひとつとして人気の神社だけに、観光振興にも弾みがつきそうだ。

 同神社は島原半島の各地にある温泉神社の総本山で、701(大宝元)年創建と伝わる。合わせて開かれた近くの満明寺の山号・温泉(うんぜん)山が社名の由来とされ、雲仙岳も古くは温泉岳と記した。雲仙地獄につながる境内には恋愛成就を祈願する「夫婦柿」もあり、観光客にも人気だ。

 1892(明治25)年に建てられた旧本殿の老朽化が進んだことから、浄財を募って本殿を建て替えた。新しい本殿は幅約7メートル、奥行き約7・7メートル、高さ約9・4メートル。昨年10月からの工事に伴い、ご神体は本殿と拝殿を結ぶ弊殿を仮殿として移していた。

 遷座祭には氏子ら関係者約20人が参列したが、ご神体を移す場面は氏子も見られない神事。幕の奧で行われ、木箱に入ったご神体を運んだ広瀬和一郎宮司(70)は「本殿建て替えは一生に一度あるかないかの大仕事」と感慨深げ。氏子総代の横田俊之さん(83)は「雲仙観光の盛り上がりに一役買えれば」と話した。住民らに新本殿をお披露目式典は7月11日に行われる。

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