土曜夜市50回「歴史誇り」 久留米ほとめき通り商店街

西日本新聞 筑後版

「50回まで積み重ねてきたことを誇りに思う」と語る原誠会長 拡大

「50回まで積み重ねてきたことを誇りに思う」と語る原誠会長

 久留米市の中心商店街で22日に始まった「土曜夜市」は、商都・久留米の夏の風物詩として人々に親しまれ、50回の節目を迎えた。今年も6週連続で、7月27日までの毎週土曜夜(午後6~9時)に開かれる。久留米一番街商店街振興組合理事長で、中心部の6商店街でつくる「久留米ほとめき通り商店街」の原誠会長(61)に、夜市への思いや商店街の活性化策について聞いた。

 ‐50回を迎えての感想は。

 「思えば半世紀。商店街のみんなでこれだけの歴史をつくってきた。単発のイベントではなく、商店街の主催で6週やり切る夜市は全国を見渡してもほとんどないと思う」

 ‐いつ始まったのか。

 「一番街商店街にアーケードができたのが1970(昭和45)年。その頃から土曜夜市という呼び名になったんじゃないか。それ以前は明治通り沿いの商店街で夏祭りをやっていて、商店街の取り組みという意味では50回以上になる」

 ‐市民から愛されてきた理由は。

 「(ヨーヨー釣り、射的などのゲームが充実していて)子どもさんが遊べる場所になっているし、アルコールを出す飲食店も多いから、小さな子どもから大人まで楽しんでもらえるところですかね」

 「お客さんに楽しんでもらうこと。いわゆるおもてなしの心。ゲームは100円、200円、生ビールは1杯300円で頑張っているところもある。商品が売れる、売れないだけじゃなく、個々の店をアピールするチャンスにしたい」

 ‐変わってきた部分は。

 「昔はカラオケ大会など商店街主催のイベントがメインだったが、今は個別の店が自前で企画をして、ビールやつまみを売ったりするところが多くなった」

 ‐お客さんの範囲は。

 「小郡市や大刀洗町、八女市辺りからも来てもらっているんじゃないか。昔はもっと広くて、旧三根町(佐賀県みやき町)まで久留米の商圏だった。今はだいぶ狭くなった」

 ‐商店街のにぎわいぶりはどうか。

 「少しずつ客足が戻ってきている。飲食店が多くなってきたが、一番街商店街でいえば、貸せる状態で空き店舗になっているところは本当にわずか。小さい物件でも、借りたり、買ったりしたいとの問い合わせがよくある。ただし、やっぱり物販は弱い」

 ‐2016年4月には商店街の一角に大型複合施設の久留米シティプラザが開業した。

 「集客の相乗効果も出てきた。シティプラザで学会などが開かれると、宿泊者がグルメマップを見ながら飲食店に流れてくる。(舞台公演に出演した)女優の石原さとみさんが商店街のギョーザ店に来て、みんながびっくりしたという話も聞いた」

 ‐土曜夜市の今後について。

 「自分たちの積み重ねで、これだけのお客さんに来てもらえるようになったことを、誇りに思ってやらないといけない。夜市の開幕式に日吉小の金管バンドが出演しているが、あの子たちが大人になった時にも、にぎわいがやまぬよう、盛んになるようがんばりたい」

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