巨樹に会う 福津・宗像ツアー体験

西日本新聞 ふくおか都市圏版

根がまるで立ち上がろうとしているように見える光岡八幡宮の大クス 拡大

根がまるで立ち上がろうとしているように見える光岡八幡宮の大クス

福津市舎利蔵の勝宝寺跡に静かにたたずむナギの木 真っすぐに幹が伸びる日吉神社のイチョウ

 はるか昔から生きてきた大先輩、巨樹に会いに行こう‐。今月18日、福津、宗像の両市にある古い大きな木を巡るツアーがあった。参加者たちは数百年の時を超えて静かにたたずむ巨樹を見上げて深呼吸し、癒やしのひとときを過ごした。

 巨樹ツアーを企画したのは、福津市東福間の高齢者サークル「ふれ愛サロン」。同市在住で「全国巨樹・巨木林の会」会員の松尾政信さん(84)が3カ所の森を案内した。

 最初に訪れたのは、福津市舎利蔵(しゃりくら)のナギの木。奈良時代の高僧・行基が開いたという勝宝寺跡に5本あり、推定樹齢は約800年、インドから移植されたと伝わる。参加者たちは「何を見て来たの?」と木に触れながら話し掛け、長い年月に思いをはせた。

 続いて、同市内殿の日吉神社へ。神木のイチョウは真っすぐに幹が伸び、大人5、6人で囲むような太さで樹齢は約500年とされる。「秋に黄色に色づくと、また見事だろうね」と、再訪を楽しみにする声も聞かれた。

 最後は、宗像市光岡の光岡八幡宮の大クス。根の一部が地面から露出して盛り上がっており、その迫力に参加者は「まるで立ち上がろうとしているみたいだ」。

 松尾さんは「どの巨樹も1本だけで立っているのではなく、まわりの照葉樹と寄り合って生きている」と説明。10月19、20日には宇美町で「巨木を語ろう全国フォーラム」が予定され「巨樹がある森の風景を古里の宝として知ってほしい」と語り掛けた。

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