花月川改修へ協議会 日田 拡幅などで越水を回避

西日本新聞 大分・日田玖珠版

花月川の改修などについて話し合った「花月川千年あかり川づくり協議会」 拡大

花月川の改修などについて話し合った「花月川千年あかり川づくり協議会」

 九州豪雨の堤防越水などで800戸以上に浸水被害が出た花月川の改修と、川沿いの道路整備を話し合うため、「花月川千年あかり川づくり協議会」が発足した。メンバーは、国土交通省筑後川河川事務所や近隣8自治会の会長、学識経験者ら16人。初会合が24日に同市のアオーゼであり、会長に九州大の小松利光名誉教授(河川工学・水理学)を選び、整備計画などについて意見を交わした。

 花月川は2012年の九州北部豪雨で堤防が数カ所決壊して流域121ヘクタールが浸水、集中的な河川改修が行われた。しかし、17年の九州豪雨では流量が前回を上回り、決壊は免れたものの濁流が堤防を越えた。

 このため河川事務所は、城町橋から下流約1キロの川幅を広げてカーブを緩やかにするとともに、新しい右岸に堤防を整備する。流速の低下などで越水リスクが減るという。

 初会合では3月に丸山、吹上両地区で行われた地元説明会の内容などを河川事務所側が説明。拡幅で立ち退きを求められる自治会側からは「高齢者がよそで新生活を始めるのは無理がある」など不安の声が出た。

 協議会は来年3月まで計4回の予定。一般市民を招いたワークショップを3回以上開き、そこで出た意見も踏まえて協議会で改修工事の方向性を決める。

 河川事務所の船橋昇治所長は「花月川近くには日田を代表する観光地があり、近隣には多くの人が住んでいる。地元の意見をしっかり聞いて『良い川ができた』と言われるよう進めていきたい」と話した。

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