干上がる白川 足跡点々 熊本市中心部 27日以降は大雨の恐れ

西日本新聞 熊本版

 熊本市中心部を流れる白川の流量が激減し、川底が露出している。農業用の取水に加え、5月以降の降水量が平年を大きく下回っているため。26日以降は雨が続く見通しだが、関係者からは「水量は確保したいが、降り過ぎも困る」と水害を警戒する声も漏れる。

 熊本市で最高気温32・5度を記録した25日、同市中央区の大甲橋では、スマートフォンで白川を撮影する人の姿がちらほら。レンズの先には、無数の足跡や自転車のタイヤの跡が残る川底が広がっていた。

 国土交通省熊本河川国道事務所によると、子飼橋や代継橋(いずれも中央区)地点では、5月下旬ごろから基準水位を下回りマイナスに。最近1週間は子飼橋でマイナス1・0メートル、代継橋で同0・6メートルの水位が続く。担当者は「例年なら潤沢に水が流れている時期なのに、こんな光景は珍しい」と語る。

 熊本地方気象台によると、熊本地方の5月の降水量は59・5ミリで、平年の3割弱。6月は24日時点で136ミリと平年の半分にとどまっているが、「27、28日は大雨の恐れがあり、注意が必要」(気象台)という。

 熊本市農地整備課が6月中旬、市内20の土地改良区に農業への影響を聞き取り調査したところ、約3割の水田で「田植えが遅れ気味」という。同課は「別の河川から取水するなど代替手段があり、深刻な影響は出ていない」と分析。担当者は「適度に降ってくれることを願うしかない」と話している。

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