明豊、大分軸に混戦か 夏の高校野球大分大会展望

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 夏の甲子園出場を懸けた第101回全国高校野球選手権大分大会が7月7日に開幕する。春の選抜高校野球大会では県勢2校が活躍するなど例年より全体のレベルは高く、実力伯仲の試合が予想される。令和最初となる甲子園の切符を手にするのはどのチームか。44チームがしのぎを削る大会を展望する。

 大会の軸になるのは選抜大会4強の明豊だ。打線では上位の表悠斗主将(3年)や藪田源選手(同)、野辺優汰選手(同)らが勝負強い打撃をみせる。投手陣ではキレのある直球が武器の2年生エース若杉晟汰投手や大畑蓮投手(3年)ら5投手をそろえ、ロースコアの接戦を制す力もある。

 ただ、選抜大会直後の春季九州大会では準々決勝で西日本短大付(福岡)に七回コールドで負け、5月の県選手権では1回戦で情報科学に1‐2で敗れるなど不安も残る。表主将は「最近はチームの状態も良くなってきた。また甲子園に行けるよう全力で戦いたい」と意気込む。

 同じく選抜大会に出場した大分も有力。抜群の制球力がある主戦の長尾凌我投手(3年)と江川侑斗捕手(同)のバッテリーが試合を作り、足立駿主将(同)や中尾拓士選手(同)らがしぶとい打撃で援護する。

 選抜大会で甲子園初勝利を挙げた勢いのまま、その後の大会でも勝利を重ね、今回は第1シードに。中でも春季九州大会では、足立主将が負傷離脱し、あえて長尾投手を登板させずに4強入りした。ただ、同大会では大量失点が目立ち、夏の大会では長尾投手以外の投手陣の踏ん張りが勝敗の鍵になりそうだ。

 5月の県選手権優勝で第1シードを射止め、波に乗るのは日本文理大付。昨年からエースを務める翁長佳辰投手(同)は今春、自己最速の147キロを記録するなど仕上がりは順調。打っても4番でチームを背負う。冬の振り込みで力強くなった打線が爆発すれば、初の甲子園も見えてくる。

 春夏通じて県勢で唯一甲子園優勝経験があり、昭和最後の夏以来、聖地から遠ざかっている古豪の津久見は、昨秋の九州大会県予選と春の県選手権でベスト4に入るなど復活の兆し。柴田享兵投手(同)の緩急をつけた巧みな投球と、小技を絡めながらつなぐ打線で上位をうかがう。

 他にも、春の九州大会県予選で優勝し、大会注目の日高翔太投手(同)を擁する大分工▽140キロ以上の速球を投げる川瀬堅斗投手(2年)と岩尾大輝投手(3年)の二枚看板を誇る大分商▽攻撃的な野球の大分東明▽安定した戦いぶりの大分舞鶴‐なども実力がある。県高野連の担当者も「どこがベスト4に進出するか、予想できない」という。

 試合はすべて別大興産スタジアム(大分市)であり、決勝は7月24日の予定。

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