民家下に「幕末の船着き場」 佐賀市柳町 29日、現地で説明会

西日本新聞 佐賀版

佐賀市柳町の民家から出土した江戸末期の船着き場 拡大

佐賀市柳町の民家から出土した江戸末期の船着き場

 佐賀市柳町にある旧長崎街道沿いの民家の下から、江戸時代末期の船着き場の遺構が出土した。同市教育委員会によると、船着き場が佐賀城下で見つかったのは初めてで、状態も良好。「当時の街並みがわかる貴重な資料」としている。

 市教委によると、民家の敷地(約73平方メートル)からは雁木(がんぎ)と呼ばれる船荷の積み卸しをするための石段や石垣の護岸、側溝、建物の礎石が出土した。石段は計12段あり、高さ約1・6メートル、幅約1・8メートル。石段の最上部には扉を開け閉めしたような跡があり、蔵があったとみられるという。

 出土場所のそばには旧長崎街道があり、紺屋川も流れる。周囲には呉服屋などの商人の家が立ち並んでいた記録が残る。25日には報道陣向けの説明会があり、市教委の担当者は「物資の運搬が盛んに行われていたことがうかがえる。佐賀城下では他になく、貴重だ」と話した。

 今年2月、家屋を解体していた所有者から「階段が見つかった」と連絡があり市教委が発掘調査した。

 市教委は29日午前9時~正午、現地で一般向けの説明会を開く。詳細は市教委文化振興課=0952(40)7368。 

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