笑いの人情劇公演 30日、那珂川市の劇団やまもも

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 那珂川市を拠点に活動する「劇団やまもも」(中村義輝会長)が30日、同市仲2丁目のミリカローデン那珂川で第32回定期公演を開催する。背景など装置を整えたステージでの稽古が本格化しており、団員はせりふ以外にも演技の間の確認など、本番をにらんだ練習に励んでいる。

 那珂川では昭和初期から青年団による芝居が盛んだった。戦後は廃れたが、1987年に地域のイベントで田舎芝居として上演したところ評判を呼んだ。88年に劇団が発足して旗揚げ公演。それから年1回の公演を続けている。

 今回の演目は「長屋御医者(ながやのおいしゃ)」。江戸の長屋を舞台に、かつては殿様を診察するほどだったのに、訳あって今は長屋で暮らす医者と、隣近所の住人らとの関わりを描いた笑いあふれる人情物語。昨年10月に那珂川市が発足し、この5月に新元号がスタートしてから初の公演となるため、お祝いの気持ちでハッピーエンドの物語にしたという。

 ただ、難しい家族間の人間関係や高齢者の認知症など現実社会の課題もさりげなく盛り込んだ。劇団の羽根正俊副会長(63)は「お客さんにも共通する部分が多いのでは」と話す。

 開演は午後1時。入場料は全席自由で前売り千円(当日1200円)。中村会長(93)は「私たちの芝居を多くの人に楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。ミリカローデン那珂川=092(954)2211。 

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