21カ所の避難所を見直し 低層コミュセンから小中学校へ 久留米市

西日本新聞 筑後版

 久留米市は昨年7月の西日本豪雨を受け、水害時に開設する指定避難所のうち、筑後川に近い21カ所について上層階のある小中学校などに変更した。21カ所はいずれも1、2階建ての校区コミュニティセンターのため大雨で浸水すると、安全確保が困難と判断した。

 市防災対策課によると、西日本豪雨では5日朝からの48時間雨量が観測史上最大の383・5ミリを記録。久留米市内を流れる筑後川支流の中小河川があふれ、広い範囲で床上床下浸水した。6日夜から筑後川本流の水位が上昇し、11の避難所で氾濫による床上浸水の恐れが高まったとして、いったん避難所に身を寄せた住民が別の施設に移動する「再避難」を余儀なくされた。

 このため市は、想定最大規模(千年以上に1度の確率)の降雨を基に作成した筑後川の「洪水浸水想定区域図」を根拠に、改めて全142避難所の安全性を精査。筑後川に近いコミュニティセンターの多くが平屋か2階建てであることが分かり、水害時に開設する避難所の変更について地元自治会と協議を続けてきた。居住性などの面で住民の理解が得られた21カ所について変更した。

 21カ所の内訳は京町、合川、宮ノ陣、安武、大橋、船越、弓削の7校区がコミュニティセンターから小学校に変更。善導寺校区は屏水中学校に移した。

 さらに日吉、小森野、水分、柴刈、川会、大城、金島、江上、青木、下田、三潴の11校区は市が「避難準備・高齢者等避難開始」を発表した時点でコミュニティセンターに避難所を開き、避難勧告や避難指示が出た場合は各校区の小学校に移す。

 篠山校区は市役所本庁舎に、荘島校区は荘島体育館にそれぞれ変更した。

 同課は「避難所としての利便性や地元の意向もできるだけ考慮した。変更後の建物も床上浸水の恐れは残るが、最上階まで水が来ることはない」としている。 

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