本拠地・那珂川で積極活動 九州シティフィル室内合奏団

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 那珂川市などと連携協力協定を結び、同市のミリカローデン那珂川を本拠地としている九州シティフィルハーモニー室内合奏団が、ハイペースで演奏活動を展開している。ホール内外でさまざまな工夫を凝らし、市民がクラシック音楽に触れる機会を増やそうと心を砕いている。

 「ドレスがきれい」、「すごーい」。子どもたちがこんな声を上げた。同市恵子の岩戸北幼稚園で27日に開かれた演奏会。合奏団のメンバーが奏でるクラシックやアニメの名曲に、園児たちは時に手拍子を交え、ときに一緒に歌いながら楽しんでいた。

 合奏団は2018年8月の発足。同年11月に那珂川市教育文化振興財団を含む3者が結んだ協定は、市や財団にとっては音楽を通じた文化振興を進めることができ、合奏団はホールを無料で使えるといった利点がある。

 締結後はミリカの文化ホールだけで今年2月の記念コンサート、4月の第1回定期演奏会、6月の「ミリカクラシック笑Showタイム」と、3回の演奏会を開催。ほかに幼稚園や学校での演奏会、美容室や博多南駅前ビルでのミニコンサートなど多彩な形式で音楽を提供している。

 中でも6月の演奏会は、お笑いとクラシックを融合させた異色の構成だった。アイデアを出したのは合奏団のコントラバス奏者で団長の森田良平さん(34)。「お笑いもクラシックも、ライブに足を運ぶお客さんを増やしたい。その二つを組み合わせて相乗効果を狙った」という。オーソドックスなスタイルだった4月の定期演奏会とは対照的にして、客が飽きないようにする意図もあった。

 また森田さんは音楽以外の活動も精力的。地元のインターネットラジオの番組「森田良平の水曜ラプソディー」で音楽の魅力などを語っている。「あらゆる手段を使って音楽との接点をつくり、ファンを増やしたい」と強調した。

 7月18日午後2時からは、ミリカの文化ホールで「平日午後の名曲音楽会」を開催。航空自衛隊の航空中央音楽隊と九州シティフィルが出演する。チケットは前売り1500円、当日2千円。問い合わせは、こととば那珂川=092(710)2003。

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