博多祇園山笠見どころ紹介 飾り山笠…目立つ皇室関連

西日本新聞 ふくおか版

 男たちが熱く燃える博多の夏が今年もやってくる。元号が令和になって最初の「博多祇園山笠」(7月1~15日)まであとわずか。祭りの正装の長法被(当番法被)姿の男たちが行き交い、飾り山笠の飾り付けも進むなど、街は既にお祭りムード。豪華絢爛(けんらん)な飾り山笠と、圧巻の迫力で駆ける舁(か)き山笠。「静」と「動」が織りなす祭りの魅力と見どころを紹介する。

■飾り山笠

 1日に一斉公開される14本(番外・櫛田神社を含む)の飾り山笠。今年は、新元号を反映してか、古代日本の伝説や皇室にまつわる歴史を取り上げた山笠が目立つ。

 一番山笠・千代流(ながれ)は、宮中で繰り広げられる即位の舞楽を表現。八番山笠・上川端通が神武天皇の東征をモチーフとし、十一番山笠・博多リバレインも「大化の改新」を取り上げる。十二番山笠・天神一丁目は神功皇后伝説を描く。

 一方、九番山笠・ソラリアと十五番山笠・博多駅商店連合会は、今秋のラグビーワールドカップ日本大会を見送りとし、福岡市でも試合がある「一生に一度」のイベントを盛り上げる。

 このほか、五番山笠・東流が大博通り沿いの歩道上から隣接するビル1階オープンスペースへ、博多リバレインは明治通り沿いからホテルオークラ福岡との間のアーケード内に、天神一丁目はオープン30周年の「イムズ」地下2階に、それぞれ移転。側面を覆う山小屋が無くなり、全方向から楽しめるようになる。

■舁き山笠

 まずは9日の「全流お汐井とり」。締め込み姿の男たちが列をなして駆け、筥崎宮・箱崎浜で夕日を浴びながら清めの海砂を取る姿は神々しさすら感じさせる。

 10日夕、それぞれの流の区域内を走る「流舁(ながれが)き」で舁き山笠が本格始動し、祭りは一気に「動」へ。11日は早朝の街を駆ける「朝山」と、午後に流の区域外に繰り出す「他流舁き」。この日は「櫛田入り」を練習する舁き山笠も多く、迫力の走りが無料で楽しめる。

 12日午後3時59分から「追い山ならし」。距離が1キロ短い以外は追い山と同じように実施され、各流の力関係が明らかになる。13日午後は舁き山笠が天神まで繰り出す「集団山見せ」で盛り上がる。

 そして15日早朝はフィナーレ「追い山」。午前4時59分、一番山笠がスタート。続々と櫛田入りを披露した後、承天寺(じょうてんじ)、東長寺などを巡り、博多の街を疾走する。見せ場は櫛田入りだが、混雑を避け、ゆっくり見物したい人には大博通りがおすすめ。須崎町の廻(まわ)り止め(ゴール)に近い最終盤の走りも迫力満点。誇りをかけて死力を尽くす舁き手たちの姿が心を打つ。

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