トランプ氏の対抗馬は? 民主党、初の候補者討論会 米大統領選

西日本新聞 国際面

 【ワシントン田中伸幸】来年の米大統領選に向けた野党・民主党の初の討論会が26日(日本時間27日)、2日間の日程で、南部フロリダ州で始まった。初日は世論調査の支持率で3位につける女性のウォーレン上院議員ら10人が登場。各候補は内政、外交両面で孤立主義的な政策を展開するトランプ大統領について「米国を不安に陥れている」「国家最大の脅威だ」と痛烈に批判し、政権打倒への支持を訴えた。

 民主党はトランプ氏の再選を阻止し、政権奪還を目指すが、オバマ前大統領に代わるリーダーの不在や、政策を巡る「中道」「左派」の路線対立を背景に、候補者が史上最多の24人に達している。来年にかけて計12回行われる討論会の論戦で、各候補は公的医療保険制度改革や地球温暖化対策の充実、銃規制といった国民の関心の高い政策を主張。人格攻撃をいとわないトランプ氏に真っ向勝負を挑む「強い候補」をアピールできるかが問われる。

 民主党は今回、支持率の高さや集めた寄付金の多さを基準に、女性6人を含む20人に参加者を絞り、10人ずつに分けて2日間のテレビ討論会を企画した。

 ウォーレン氏は、経済の好調さを誇示するトランプ氏の政権運営について「大企業に富が集中しているだけだ」と述べ、課税強化を念頭に是正の必要性を強調。40代の若手候補で、党の世代交代を訴えるオルーク元下院議員は、前回大統領選のロシア疑惑に絡み「トランプ氏を弾劾しなければならない」と訴えた。

 ヒスパニック系で初めての大統領を目指すカストロ元住宅都市開発長官は「トランプ氏の移民不寛容政策を就任初日に撤回する」と宣言し「打倒トランプ」の姿勢を鮮明に示した。

 支持率トップのバイデン前副大統領と、2位につける最左派のサンダース上院議員は2日目の討論会に登場する。今後は毎月のように討論会を開催。来年2月の中西部アイオワ州での党員集会を皮切りに指名争いの投票が始まり、7月の党大会で候補が指名される。

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