決戦へ候補予定者始動 参院選公示まで1週間

西日本新聞 社会面

 参院選公示(7月4日)まで、あと1週間。通常国会閉会から一夜明けた27日、地元に戻った現職など立候補予定者らは、早朝から街頭に繰り出すなど活動を活発化。事実上の選挙戦がスタートした。

 「誰もが安心して活躍できる人生100年社会にする」。長崎選挙区(改選数1)の自民現職、古賀友一郎氏(51)=公明推薦=は午前中、街宣車で長崎市東部を巡回し、マイクを握った。選対会議をこなすと、自民の全国比例への立候補予定者が開いた集会にも顔を出し、精力的に動いた。

 4野党の共同候補として挑む国民民主新人の白川鮎美氏(39)は早朝から、長崎市内の魚市場であいさつ回り。夕方には西海市で決起集会を開き、労働組合などと結束を確認した。30日には県内4カ所の演説会で4野党の県議らが顔をそろえ、共闘をアピールする予定だ。

 同じく与野党対決の構図となる大分選挙区(改選数1)。自民現職の礒崎陽輔氏(61)=公明推薦=は夕方に中津市内で開いた集会で、安倍晋三首相側近として首相補佐官や農林水産副大臣を務めた経験を強調。10月からの幼児教育無償化や賃金引き上げなど、安倍政権の実績を訴えた。

 これに対し、野党共同候補の無所属新人、安達澄氏(49)=立憲民主、国民民主、社民推薦=は午後に大分市中心部で街頭演説。「今の政治は中央主導で上から目線だ。地方や現場を大事にする政治を取り戻そう」と政権批判のボルテージを上げた。

 九州唯一の複数区、福岡選挙区(改選数3)でも、与野党の候補予定者が政策をぶつけた。

 立民現職の野田国義氏(61)=社民推薦=は通勤客らが行き交う早朝のJRししぶ駅前(古賀市)に立ち、経済政策の転換や消費税増税凍結を主張。老後資金2千万円問題に触れ、「不都合な真実を隠すうそと偽りの政権を一刻も早く退陣させよう」と語気を強めた。

 国民新人の春田久美子氏(52)も、風雨が強まる朝の西鉄薬院駅前(福岡市中央区)で通勤客らに向けて演説。「いじめ、虐待で壊れかかっている子どもたちが安心して生き抜けるように、教育に力を入れたい」とアピールした。

 公明新人の下野六太氏(55)=自民推薦=は朝から企業回りをした後、党所属の地方議員とともに、福岡市内の福祉施設などを訪問。30年間の中学教師経験を語り、「子どもたち全員に達成感を味わわせることのできる仕組みを作らせていただきたい」と訴えた。

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