参院選が近い

西日本新聞 社会面

 参院選が近い。どんな選挙も大切なのは言わずもがなだが、より身近な地方選挙の方が総じて住民の関心は高い。

 4月の鹿児島県議選。指宿市の豊留悦男市長は同市区に立候補した新人候補応援のため、候補の選挙カーとは異なる車で遊説し、市選管に使用が認められていない拡声器を使った。市選管は「公職選挙法に抵触する行為」と言う。

 先日の市議会で市長は事実と認める一方、「公選法に触れないという認識だった」と釈明した。市長の推した新人は落選。市長の行為は買収とは次元が違い、そんなに目くじらを立てなくてもという考えもあるかもしれない。しかし、仮に新人が当選していたら、落選候補を応援した人たちは納得できるだろうか。

 行政は法に基づいて運営される。市選管に市長の責任を問う権限はなく、一部市議は28日、問責決議案を提出する構え。自治体トップが「法を知らなかった」で済む話とは思えない。 (上野和重)

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