基山の酒、全米グランプリ 基山商店 純米酒「脊振湧水」

西日本新聞 佐賀版

 基山町宮浦の酒造会社「基山商店」の日本酒「特別純米 脊振湧水(せふりゆうすい)」が、6月上旬に米・ハワイあった第19回全米日本酒歓評会(国際酒会主催)の純米酒部門で、最高評価のグランプリに輝いた。杜氏(とうじ)の小森賢一郎専務(40)は「まだ実感は湧かないが、国内外の日本酒ファンに基山のお酒をアピールするきっかけにしたい」と喜びを語った。

 歓評会は、日本酒文化を海外に広めようと2001年にスタート。大吟醸酒A(精米歩合40%以下)、B(同50%以下)、吟醸酒(同60%以下)、純米酒の4部門に分かれ、11人の審査員が「味」や「香り」「バランス」などを判定する。

 今年は日本や米国、メキシコの計204蔵元から過去最多の512銘柄のエントリーがあった。

 「脊振湧水」は、山田錦を育てる町内の地元農家と連携し、父・純一さんの代から約30年間造り継いできた同社の「看板商品」。同町をまたぐ脊振山系の伏流水を原料に使うことなどが銘柄名の由来で、コメ本来の甘みと落ち着いた香りが特徴だという。

 「農家の作るコメがおいしいからこそ、いいお酒が出来上がる」と小森さん。地元密着の酒造りをモットーに、契約農家の田植えや稲刈りの手伝いも続けており、「これからも農家とともに50年、60年と変わらぬ味を造っていきたい」と力を込めた。

 1本(720ミリリットル)で1404円(税込み)。基山商店=0942(92)2300。

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