直方市で林芙美子忌 少女時代過ごした作家しのぶ

西日本新聞 筑豊版

 少女時代の一時期を直方市で暮らした作家、林芙美子をしのぶ「林芙美子忌」が28日、同市の須崎町公園であり、直方文化連盟(能間瀧次会長)の関係者や市民有志ら約30人が集まり、一人一人が文学碑の前に白い菊の花を供えた。

 林芙美子は直方での暮らしを自伝的小説「放浪記」や詩「いとしのカチューシャ」などに記しており、同連盟の前身団体が顕彰のため、1981年に「私は古里を持たない。旅が古里であった」という放浪記の一節を記した文学碑を建立。翌年から毎年、命日(6月28日)の前後に林芙美子忌を開いている。

 38回目となったこの日は、能間会長が「直方も旅の一過程にあり、文学の素養がここで築かれた」とあいさつ。参加者が献花した後、長谷川通子さん(70)が「いとしのカチューシャ」を朗読し、全員で「カチューシャの唄」を合唱した。

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